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タケノコ診療所ブログ

こちらはインドネシアにある、日系医療クリニックタケノコ診療所のブログです。
<< これからの医療 私の妄想 | main | 世のため人のためとは何か? >>
アジアで働きたい医療人のために
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     一言でいえば 日本の医療はガラパゴス化していると感じる。世界で これほど優れた医療を国民皆保険のもとで
    展開出来たのは まさに日本人の医療人の努力と忍耐の賜物だったと思う。
     しかし近年 何かと言えば 文句をいう患者様 医者は敵だと言わんばかりのマスコミの報道 そして 高度先進医療
    の影で 息詰まる介護。

     高度に発達し 見事に細分化された医療に従事し ずいぶんいろんな病に対処出来るようになった日本なのに 何故か
    働いていて 文句無しに楽しいという話しを聞いたことがない。

     仕事は 楽しくなくてはいけない。それは理屈で 医療に関わるひとたちの 楽しくない理由が ガラパゴス化のためだ
    と言いたいのだが それをことばで表現するのがなかなか難しい。いうのが 難しいので どうしたらいいのか?という
    安易な方法を こっそり教えたい。

     アジアで働けばいいのだ。 できない? いえいえ なんの専門ももっていない 英検3級の私が アジアで働いているし
    研修医を含め20人の現地の医者 歯医者とともに 日本人の人口の20%にあたる方々の医療支援を毎月しているのだから
    若いあなたなら アジアで働くことは そんなに難しくない。
     日本人の看護師 助産師は 合計10人もいるのである。

    アジアのインドネシアで 診療所を3つ作るうちに10年もたってしまった。あと10年のうちに ASEAN全部に
    若い医療人を育てるための仕組みを作りたい。アジアで なによりもとめられているのは まずは高度医療ではなく
    風邪 下痢 デング熱やチフスなどの 現地ではありふれた感染症に適切に対処出来る初期治療医である。その 初期治療医をそだてることが 貧富の差の激しいアジアで必要にされている。
     徹底的な臨床トレーニングこそが 若い医師を育てる。

     日本で育った医療関係者は 日本の医療が優れていることを疑わないだろうが 何故か アジアでそれが通用するかどうか?
    考えても永遠にわからないかもしれない。日本の医療を そのまま海外に持っていっても 通用しないことを理解する必要がある。

     アジアの医療格差を 細小にするなどと 訳の分からない妄想を抱いているタケノコ診療所を見学するなり 研修をするなり
    して欲しい。日本だけが 生きる国でない。アジアのどこでも かっての華僑がそうであったように土着まで覚悟した医療和僑
    が求められているのかもしれない。華僑のようになりきれなかったのが 日本人の甘さなのかもしれないと 時々思う。
    なぜなら すでに中国語を話せない華僑の子孫の中国系インドネシア人の医師が10人以上もいるのである。
     
     彼らが アジアの医療の未来を担ってくれると信じる。そう 日本から抜け出した私のような落ちこぼれ医者とともに。

    しかし 半年に一度しかブログ更新しないって 怠け者だねえ ぼくって。
    | - | 01:38 | comments(0) | - | - | - |