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タケノコ診療所ブログ

こちらはインドネシアにある、日系医療クリニックタケノコ診療所のブログです。
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世のため人のためとは何か?
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    私は自慢ではないが 中学時代から落ちこぼれて やっと入った大学の文学部を中退した後 引きこもりになって
    しまった過去がある。

     自分というものを じーと見つめ 考えた結果 とんでもないことに気がついてしまって 数年間 生きているのも
    結構つらかった。それが 何かというと。。。要するに 私は世の中にいてもいなくてもいい程度の人間でしかないということで
    ある。生きているだけで 何が悪い?と居直るのがわるいわけではないが 私は 何か少しでも世のため人のためにならないといけないと思い詰めるほどに善良な青年であったわけだ。

     で そこからフリーターになり 新聞配達などしながら 医者になるべく勉強をはじめたのである。医者になれば 多少
    人の役に立てるのかもしれない。いや 対して役に立たなくてもいいから 私がなれる程度の医者を必要としているところで
    細々生きていけば それなりに意味があるのではないか?と思ったわけである。

     結局 医者になり選んだのが徳洲会病院。医者になって半年で 離島にいたから それがどうなんだろうと思うが そこでは
    専門というより 内科も外科も小児科も婦人科もなんでも一応対応するような医療が必要とされていたのである。
    一応というのは 完璧にこなせるという意味でなく 特に専門でなくとも 医師である限り どのような疾患でも50%から
    60%程度は 対応出来るような医師になるべきだと考えたのである。

     専門家偉大であるのは認めてもいいが 離島や僻地では 偉大な専門医を何人も抱える余裕はないし そもそも 田舎には
    専門家が定着しない。

     そこで何でも医者になる経験を10年近く続け 産婦人科には少し力を入れ2000例の出産に立ち会いもした。
    その経験は まさに発展途上国で役に立つことをあとで知ることになる。

     世のため人のためになりたいと いまだに こころのどこかで私は思っている。噓ではない。しかし 大きな声で そんな
    立派なことを言えば 誹謗中傷雨霰も覚悟しなくてはいけない時代になった。だから 密かに思っているだけである。

     ASEANで若い医師達を育てたい。私の経験知識をすべて伝えて これからのASEANの医療を若い人に作っていって欲しいと
    密かに けっこう図々しく思っている。

     ボランテイアではなく しっかりと現地で採算の取れる医療を作るのが基本だと思う。タケノコは 研修医を20人抱える
    までになった。これからの海外医療は 現地でビジネスとして医療が成り立つことを前提にするしかないと思う。
    世のため人のためだから 政府や民間の善意のお金を遣うのではなく 自分が勝手に世のため人のためにと願ったのだから
    自分でご飯を食べ その余力で なんでもすればいいのだ。子供が貯金箱を割って寄付してくれたお金で 世のため人の為に
    ならなかったら 罰が当たる。

     人生 どうするか? 医者に何故なったか? 初心はなんだったか?  凡人で怠け者の私は じじいになりかけで いまさら時にそういう葛藤を心でしている。妻や子供に相手にされないが オヤジは それでも 考え続けるうぇあけである。

     
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